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広河隆一さん講演会

広河隆一さんの講演会に行ってきました。
パレスチナ、チェルノブイリ、アフガニスタン、湾岸戦争、イラク戦争・・・広河さんが文字通り命がけで撮影したスライドを見ながらの悲惨で重苦しいお話の数々は一つ一つ紹介することはできませんが、印象に残った点を箇条書きにしておきます。

・ジャーナリストは紛争地の人々にとっては「監視」の役割も果たす。広河さんはパレスチナでひとりの男性に「1ヶ月前に来てほしかった」と言われた。その理由は1ヶ月前に彼の息子が虐殺されたから。外国人ジャーナリストのいるところでは、ひどいことができないので、その時に広河さんがいれば息子は殺されなかったかもしれないと言っていた。
・広河さんがある難民キャンプに入った時、広河さんの護衛のために銃を持って尾行していたパレスチナ人がいたことが後でわかった。虐殺をやめさせるためにはジャーナリストに世界に向けてここで起こったことを知らせてもらうしかないと思って、命がけで護衛したのだった。広河さんはそれと同じような体験を何度もしている。広河さんが拉致された時は、イスラムの女性たちがデモをして解放を要求してくれた。

・日本はなんでも「テロ」でくくってしまい、中身を見ない。「抵抗運動」も「テロ」。なぜ「テロ」が起こるのかも考えない。(扶桑社の教科書と同じだと思いました。扶桑社も民衆の行動は背景も何も見ず、何でも「暴動」と書いています)

・現在、真実を伝えようとするジャーナリストはほとんどいなくなってしまった。イラク戦争の報道を例にとっても、トマホークミサイルを発射した瞬間の写真などを雑誌の表紙に載せ、被害のことは何も載せない。それでは軍隊の機関誌と同じだ。ニュースは儲からないので、おもしろおかしい記事ばかりが求められる。被害者の写真を撮っても売れないので撮らない。そういう写真を載せられる雑誌を作りたいと思い、“DAYS JAPAN”を始めた。創刊号の表紙は足を撃たれた女の子だったが、その足が見えるとどこの書店も置いてくれないので、字で隠した。中に元の写真を載せた。日本はこの戦争に賛成したのだから、見る義務がある。

・今、人々はこの悲惨な事実に対して、反対するのではなく、目をそむけようとしている。「ゆでがえる」のたとえがある。かえるは熱湯に入れられたら、熱くて飛び出るが、水から入れられ、徐々に熱くなると逃げずにゆだってしまう。これはたとえ話であって、事実かどうかはわからないが、今そんな状態なのではないか。非常に危機感を感じている。

もっともっとたくさんいいことをおっしゃっていました。思い出したら、また・・・

by lumokurago | 2005-12-02 00:05 | 社会(society)
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