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国民は弱いもの・マスコミは旧態依然

今日の東京地裁。

裁判官(書記官)忌避申立に地裁で決定が出ると、高裁への即時抗告はその決定を受け取ってから1週間以内に行わなければなりません。私はそれを2週間と勘違いしており、期限が過ぎてから、事件係という訴状などを受け付ける係に提出しました。事件係の人は何も言わずに受け付け、印紙も貼って、抗告状は地裁の担当部にまわされました。

今日、決定を受け取りに行きましたが、その決定は「期限を過ぎているから却下する(高裁にはあげない)」というものでした。

私たちは「期限を過ぎているなら、なぜ受付で教えてくれなかったのか」と聞きました。受付の人は「受付は何でも受け付ける。その中味を判断するのは裁判官である」と答えました。でも、期限切れならば、印紙代1000円はドブに捨てたも同然です。全くのむだづかいでした。
「1000円返してもらえないのですか?」と聞きましたが、NO!

「私たちは素人です。国民には裁判を受ける権利があり、裁判所はプロなのだから、期限のことは受付で教えてくれて当然じゃないですか? 私は抗告状に決定を受け取った日付を書きました」
「そんな日付はウソかもしれない。担当部で記録を見なければ正確にはわからない」
「でもお金を払って受け付けたのだから、こちらは中味を受け付けられたものと思いました。期限を過ぎているからと却下するだけなら1000円とるなんてひどいじゃありませんか。どうして期限が過ぎていると教えてくれなかったんですか?」
「受付にはそんな役割はありません。なんでも受け付けるだけです。それに素人か弁護士がいるかはここではわかりません。裁判をするなら少しは勉強してくださいよ」
「裁判所は裁判のプロでしょう! 国民に教える義務がありますよ。税金を払っているのですから。申立書をよく読んでいらっしゃったので、期日のことも確認しているものと思っていました。長い時間がかかっていましたから。でも見ていたのは印紙だけなのですね。これからは期日のことも確認して教えてくれるようにしていただけませんか?」
「そんなことをするとおこってくる人もいる。いろんな人がいるんだ」

この辺でこの人が切れ始め・・・隣の女性が対応しました。この女性は唇を震わせて、興奮気味に応対しました。
とにかく受付はなんでもただ受け付けるだけだそうです。
(この後総務課に行って聞いたところ、受付の人はただの事務の人ではなく、書記官だそうです。「何でもただ受け付けるだけ」なんて書記官の資格が泣くね)

ここで安倍裁判の1件目の忌避では、3人の裁判官を全員忌避しても1件の忌避の扱いで印紙代は500円だったのに、2件目の忌避から、500円は裁判官一人につきで、3人忌避すれば1500円にされた根拠をもう一度聞きました。女性は訴訟費用法を持ち出してきて、忌避の手数料は500円とだけ書いてあるところを開いて見せました。この条文をどう解釈するかは裁判官の裁量にまかされているそうです。3人を忌避する場合、裁判官によって500円になったり、1500円になったりするそうです。つまり、裁判官は忌避申立をしにくくするために、1500円にしているのだとしか思えません。国民が忌避の制度を利用しやすいように、国民の立場に立てば、500円でやってくれるはずです。

もちろん裁判官は国民ではなく、政府の立場に立っているのですから、当然といえば当然のいやがらせですね。

結局お金は返してもらえなかったので(私は2件、期限を過ぎてから提出したので、2000円の損害)、今日提出する忌避申立2件の裁判官を2人減らして、裁判長裁判官一人にして、2000円節約しました。これでプラスマイナスゼロ。どうせ却下されるのだから!

国民は本当に弱い立場におかれているものです。

私たちの裁判について、「裁判制度の改革は自分のテーマじゃない」とおっしゃる方がいらっしゃいます。また、「裁判なんて文章が書ける人にしかできない(庶民の運動じゃない)」という考えもあります。コスタリカで憲法裁判を起こした最年少は小学校2年生です。コスタリカでは電話で「憲法違反です」と言えば、受け付けられるのです。こうなれば文章はいりません。
日本の裁判がこうなる日は果たして来るのか? 非常に疑問ですが、できることをやってかなければ何も変わりません。

それから司法記者クラブに行って、教基法違憲訴訟の記者会見の予約をしました(9月21日)。幹事社(朝日新聞)の人は、これが本人訴訟と知ったとたんに興味を失い、「運動としての裁判ではなく勝てる裁判でないと報道しにくい」と言いました。そして原告募集のチラシにある「賛同者」の名前(最首悟さん、斎藤貴男さん)を見て、「この方たちも記者会見に出るのですか?」と聞きました。

無名の市民が主権実現の手段として裁判を行うことにこそ、意味があるのだろうが!!
いつまで旧態依然なのだ!!
(と怒っても意味ないね。視聴率、視聴率・・・新聞だけど・・・つまりは庶民が有名人にまどわされるのだ@)

と言いつつ、「2人に一応頼んでみようか、辛淑玉さんにも頼んでみようか?」と思ったのでした。

by lumokurago | 2007-08-28 20:42 | 教基法違憲訴訟
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