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アメリカはいつも戦争「アレン・ネルソンさんと語ろう ―あなたは戦争の真実を知る―」

 アメリカはいつも戦争「アレン・ネルソンさんと語ろう ―あなたは戦争の真実を知る―」

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 アレン・ネルソンさんと通訳の女性

 2月1日午後6時半から、東京・杉並区産業商工会館で「アレン・ネルソンさんと語ろう ―あなたは戦争の真実を知る―」という集会が開かれました。主催は若者中心の「アレン・ネルソンさんと語ろう」実行委員会です。

【アレン・ネルソンさんプロフィール】
 1947年ニューヨーク・ブルックリン生まれのアフリカ系アメリカ人。海兵隊員として13カ月間ベトナム戦争の前線で戦う。帰還後PTSDに苦しみ、治療に18年を要する。日米両国で精力的に講演活動を続け、戦争の現実と愚かさを訴え続けている。著著に『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか』(講談社)など。

 ネルソンさん(以下、わたし)は自己紹介のあと、まず、戦争で犠牲になった方々に捧げる歌「アメイジング・グレイス」を弾き語りで歌いました。アフリカ系アメリカ人の歌い方だそうです。低く力強く、かつジーンとさせる心のこもった歌声でした。

日本人にも、米大統領選挙の選挙権が与えられるべき

 数年前、広島・長崎で原爆資料館を見学し、大変なショックを受けました。わたしがアメリカで受けた教育が偽りであり、政府によるプロパガンダだと知ったからです。そこで学んだことは愛する国アメリカが、女性、子ども、お年寄り、病院などなど罪なき人々に原爆を投下したという事実で、わたしは涙をこらえることができませんでした。広島・長崎に原爆を投下したことは最悪なテロリズムであり、アメリカがテロを教えた国と言えます。アメリカには他国をテロ国家などと呼ぶ資格はありません。

 アメリカ人として日本の沖縄になぜ米軍基地があるか疑問に思っています。日本人は日本を守るために米軍基地を置いているというプロパガンダを信じている人が多いですが、真実を伝えると、それは日本政府をコントロールするためであって、日本を守るためではありません。日本は今でもアメリカの占領下にあります。

 本土にいて占領状態を認識することはむずかしいですが、沖縄に行って、地元の人と話して下さい。沖縄の人たちは毎日占領軍によって危険な目にあわされているのです。みなさんの国には真の民主主義はなく、アメリカの傀儡政権であり、首相はアメリカの1州の州知事で、みなさんの大統領はジョージ・ブッシュです。みなさんにも大統領選挙の選挙権が与えられるべきです。


アメリカの貧困

 本当のアメリカというのはディズニーランドやCNNや映画ではなく、貧困です。日本にはホームレスの男性がいますが、アメリカには男性だけでなく、ホームレスの女性や子どもたちがいます。彼らは道端や公園、シェルターで寝泊まりしています。スーパーマーケットに行くと入口で物乞いしている女性や子どもたちがいます。

 わたしは北海道から沖縄まで日本全国に行き、貧しい地域を目にしますが、スラムやゲットーは目にしたことがありません。ニューヨークのブルックリンはスラム、ゲットーで、暴力、失業者、麻薬中毒者、アルコール中毒者であふれています。

 アメリカはいつも戦争、暴力に莫大な金をつぎこむ国です。核兵器や大量破壊兵器をたくさん持っているかわりに、人々の雇用や医療に使うお金は少ないです。わたしは貧しい生活を抜け出したくて、1960年、高校を中退し海兵隊に入隊しました。わたしはとても誇らしく、母は喜んでくれると思いましたが、そうではなく、怒りだし、がっかりし、泣き出しました。母はわたしが貧しい生活がいやだと思っていることをわかっていないのだ、と思いました。

 アメリカ軍兵士たちは中流・上流出身ではなく、貧しい労働者階級出身で、スラムやゲットーで仕事がなく生きるすべがない者たちです。日本の自衛隊にも同じことが言えると思います。裕福な者たちは外国旅行をし、一流大学に入って家の仕事を継ぐのです。

 ブッシュは対テロ戦争が重要だと述べ、他人の子どもを戦地に送って殺しますが、自分の娘は絶対に軍隊には入れません。日本の元首相の小泉も、いとも簡単に他人の子どもを戦地に送りましたが、自分の息子は東京でとても安全にしています。ビールのCMで見るほど安全です。戦場で殺し合うのは貧しい子どもたちです。

人殺しになる訓練


 兵士の訓練は想像を絶する厳しさです。初日に口を閉じることを教え込まれます。みなさんは子どもたちを何かを解決するために質問し、自分で考える人間に育てたいと思っていらっしゃるでしょうが、軍隊では「考える」と「思う」が許されません。兵士には考える役目はなく、命令に従うのみです。

 日の出前に起床し、何マイルも走って、訓練を受けます。武器の操縦法を学ぶ授業、ライフルの操縦法、手榴弾の使い方、素手で敵を殺す方法……。多くの政府が軍隊を「平和維持軍」と呼びますが、軍隊では人殺ししか学びません。

 40人位の18歳、19歳位の兵士たちです。上官が「おまえら、何がしたい?」と聞くと、「殺す!」と答えます。「聞こえないぞ!」「殺す!」「まだ聞こえないぞ!」「殺す!」最後にはけもののような怒号をあげて「殺す!」と叫びます。これが軍隊に入るということです。

 軍隊に入るということは確実に人を殺すことであり、自分も殺されるかもしれないということです。イラク戦争はメディアによって誤解されています。兵士はソーシャルワーカーではありません。お年寄りが安全に暮らせるようにしているのではなく、子どもたちにキャンディをあげているのでもなく、病院を作っているのでもありません。殺しているのです。

 さて、わたしも訓練を終え、いよいよベトナム戦争に行くことになって、大変わくわくしていました。ところがすぐにベトナムへは行かず、沖縄の金武町にあるキャンプ・ハンセンでまた訓練することになりました。ここでの訓練は戦車、ヘリコプターを使い、実弾を使って、村を包囲するといったそれまでの訓練とは違った演習でした。アメリカでは射撃の的は「牛の目」と呼ばれる丸い的でしたが、沖縄では人間の形の的でした。

 本物の戦争では弾をはずしたら次は敵が撃ってくる番ですから、絶対にはずせません。本物の戦争では的が小さいとはずす確率が高いので、頭や心臓、足などは狙わず、腹に何発も撃ち込みます。心臓を撃てばその瞬間に死に、苦しみはありませんが、腹を撃つと何時間も痛みに耐え、泣き叫び、やっと死ぬのです。沖縄では腹を撃って人を殺す方法を学びました。

 日中は訓練し、夜、街にでかけました。目的は三つ、酒、けんか、女性です。酒に酔ってタクシーに乗ってもお金を払うことを拒否しました。しつこく払えと言ってくる運転手は殴って意識不明にします。女性を訪れても同じことです。たくさんの人がこういう話を聞いて驚きますが、兵士というのは暴力的になる訓練を受けているので、暴力的な部分を基地の中に置いていくことはできず、暴力をもって街に出かけていくのです。地元に対する暴力事件が明るみに出ると、基地の長官はすぐに謝罪します。が、それは兵士に戦争に行く準備ができているということなので実は喜んでいるのです。

映画にはない戦争のにおい

 いよいよ明日ベトナムに行くという日には、興奮して夜も眠れませんでした。怖くはありませんでした。わたしは映画をたくさん見ました。映画ではハンサムなヒーローが美しい音楽をバックに敵に立ち向かい、女性や子どもを救います。

 わたしは13か月の間、ジャングルでたくさんの人を殺し、人が死ぬのを見ました。ベトナムのジャングルで学んだことは映画とは全然違うものでした。ハンサムなヒーローはいません。誰も女性や子どもを救いません。女性や子どもは自分で自分の命を守らなければなりませんでした。戦争にはルールはありません。眠っていても、食事していても、トイレをしている最中でも即殺す。女性、子ども、お年寄りが一番苦しむのです。

 ベトナムの村を攻撃すると、男たちがわたしたちと戦います。女性と子どもたちは逃げ回ります。男たちを殺し終わった後、女性と子どもたちを探すのは簡単なことでした。水も米もなく3日、4日、5日と経つと、小さな子どもはおなかがすいて泣き叫ぶからです。ジャングルの奥深く入り込み、耳を澄ますだけで、すぐに居所は知れました。

 お年寄りは逃げ続ける体力がないので、女性、子どもと一緒に逃げると遅れます。女性や子どもがお年寄りを待っているところを見たことがあります。しかしお年寄りは決して追いつかないので、そのまま一人で死ぬのです。こういう光景は映画では目にすることはありません。ニュースでもありません。

 攻撃後、死体を集め、数を数え、掃除しなければなりません。男、女、子どもという3つの死体の山を作ります。死体に欠けている部分があれば探してきてくっつけなければなりません。大きなけがをした村人がジャングルへ入って行けば、その死体を見つけなければなりません。

 死体を見つける方法はふたつあります。一つはハエの音です。ハエの飛ぶ方向に行けば死体があります。二つ目はにおいです。腐敗した死体の異臭は強烈なもので、もどしたり、涙が出たり足がふるえたりします。絶対に忘れられない戦争のにおいです。映画にはにおいがありません。においがないので現実的ではありません。真の戦争のにおいが映画についていれば、みんな二度と観ないでしょう。真の戦争のにおいは腐敗した死体、焼け焦げた死体のにおい、火薬のにおいです。

 ジャングルに隠れていた女性と子どもを村に連れ帰ると、最初に目にするものは死体の山です。女性の死体の山を見た子どもがひとりの女性に抱きついて泣き叫びます。若い女性が子どもを引き離そうとしましたが、子どもは死んだ母親にしがみついて、離れようとしませんでした。お年寄りは誰かが生き残っているかと探しますが、誰もいないとしゃがみこんで泣き始めます。

ベトナムの人たちも人間だった

 「戦争であなたの目を開かせたものはなんですか?」とよく聞かれます。ある時、村を攻撃中、たくさんの仲間が死に、わたしも逃げ回って村の家の防空壕の中に入りました。ベトナムの家族は家に防空壕を作っているのです。そこに15、6歳の少女がいて、彼女はわたしを見るとたいへん脅え、怪物を見たような表情をしました。しかし彼女は逃げ出すことはできなかったのです。荒い息遣いが聞こえました。少女はお腹の下に何も身に着けていませんでした。初め何が起こっているのかわかりませんでしたが、少女の足の間から赤ん坊の頭が見えた時、わたしはどうにかしてこの少女の力になりたいと思いました。

 しかしわたしは人殺ししか教わっておらず、命が生まれ出る時のことを教わっていませんでした。とっさにそこに手を出すと、わたしの手の中に赤ん坊が生まれ落ちました。少女は赤ん坊を奪い取り、歯でへその緒を噛み切って、逃げていきました。わたしは目の前で起こったことが信じられませんでした。その防空壕から出た時は、全く違う人間になっていました。ベトナムの人々が人間だったと気づいた本当に大切なできごとでした。私はこのことを誰にも話しませんでした。

 赤ん坊が生まれるのを見たあと、わたしはベトナム人と友だちになろうとしました。子どもと遊ぶようになり、食べ物や毛布を盗んで、母たちに与えるようになりました。

 アメリカでの訓練、沖縄での訓練で、わたしたちは「ベトナム人は人間ではない」と教えられていました。そしてベトナム人のことを、「けだもの」「つり目」「共産主義者」と呼んでいました。軍隊は攻撃相手の人間性を取り払おうとするのです。原子爆弾も人間の上に落とすとは思っていませんでした。「ジャップス」は「ラッツ」と発音が似ていて、「ドブネズミ」のようなものの上に落とすと思っていたのです。

 また、第二次世界大戦中、日本は米英兵をひどいことをして殺しました。日本人は米英兵を「鬼」と呼んでいました。イラクでは米兵はイラク人を「砂漠のサル」と呼んでいます。ベトナム戦争だけでなく、すべての戦争で同じことが繰り返されています。今、この瞬間にもパレスチナ、アフガニスタン、イラク、アフリカ、ヨーロッパ各地で人が殺されています。

沖縄は非常に危険な場所

 沖縄では最も残忍な地上戦が行われました。女性は洞穴、川辺で出産を強いられました。沖縄は現在も米軍占領下にあり、恐怖の日々を送っています。1995年に3人の米兵による12歳の少女のレイプ事件がありました。米兵による暴行事件はこれが初めてではなく、第二次世界大戦以来何千人という被害者がいます。その多くは隠されたままです。米兵による交通事故もあります。

 わたしは子どもを持つ父親として、暴力に囲まれて生活している沖縄の子どもたちが心配です。米兵はみなさんの想像できないことを毎日やっているのです。子どもたちはマシンガンや攻撃の音を聞き、兵器を積んだトラックや武器を持った男たちの乗ったトラックを毎日目にしています。家族を育てるには沖縄は非常に危険な場所なのです。2004年には沖縄国際大学に米軍のヘリコプターが墜落しました。いつなんどき、学校や家にヘリが墜落するかわからないのが沖縄です。

 わたしは1995年の事件をきっかけに1996年から日本を訪問しています。たくさんの人々と基地にでかけ、すべての沖縄の基地を閉鎖せよと訴えています。兵士たちが国へ帰る時が来ている、平和のうちに子どもたちを育てられるようにと、抗議行動を行っています。本土の米軍基地も閉鎖すべきです。第二次世界大戦が終わり、アメリカは占領を終わらせ、国に帰る時が来ているのです。

平和はわたしたちひとりひとりから始まる

 1996年沖縄に行った時、一人の人が日本国憲法の英訳を見せてくれました。9条は信じられませんでした。9条は美しく、どんな核兵器、軍隊よりも力強いものです。日本の子どもたちと話す機会がありますが、彼らは大変美しいです。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、韓国……の子どもたちは戦争を知っていますが、みなさんの子どもたちは戦争の恐怖を知らない。彼らと話すとわかります。お父さん、おじさんが戦争に行かなくてよかったと思います。9条が守っているのです。みなさんはいつなんどき、自分の父親が、夫が死体で帰ってくる、片手、片足をなくして帰ってくるかと心配しなくていいのです。9条の力です。9条が皆さんを守っているのです。9条があるということはどれだけ幸運なことでしょう。

 今、国会ではなんとか9条をなくしてしまおうと策動しています。みなさんは国民としてこれを許してはなりません。今まで9条がみなさんを守ってきました。今度はみなさんが9条を守る番です。9条はみなさんだけでなく世界中のすべての人々にとって大事なのです。アメリカにもあったらいいし、すべての国が取り入れてほしいと思います。世界の平和はアメリカから始まるものではありません。世界の平和は国連から始まるものでもありません。わたしたちひとりひとりから始まるものです。

(次に質問とお答えがありました)

 質問:基地をなくすとすると、どうやって国を守ればいいのでしょうか?

 答:日本政府はかつて侵略した周辺諸国と和解し、平和的共存の道を作り上げる必要があります。日本は侵略によって周辺諸国に多大な被害を与えましたが、例えば「従軍慰安婦」に対しても謝罪、補償をせず、「なかった」とか「証拠がない」とか言い逃れしています。今回の沖縄の集団自決に関する教科書検定でも軍の命令がなかったとしていますが、そんなことは言うべきではありません。

 政府とメディアは北朝鮮が核実験を行った時、いつ攻めてくるかとやっきになって国民の恐怖をあおりたてました。そうやって震え上がらせておけば、税金をもっと軍拡に使えるからです。メディアが北朝鮮は怖いと信じ込ませようとしています。金正日は狂った人ですが、バカではないと思います。アメリカの核兵器が北朝鮮に向けられていることも知っているし、日本本土、沖縄にも配備され、周辺海域にも配備されていることを知っています。世界で一番狂っており、バカなのはブッシュです。ですから日本に敵はありません。周辺諸国と和解すれば基地はいりません。みなさんを守っているのは9条です。

 質問:私も9条で守られていると思います。日本国内に22か所ある原発を一つ二つ破壊すれば、放射能汚染は日本国内にとどまりません。こんな国を攻撃するバカな国があるでしょうか?

 答:おっしゃる通りです。政府はテロリストと戦わなければと、恐怖心を植え付けてコントロールします。第二次世界大戦以降、日本人は一人も殺していないので、敵はいません。アメリカにはたくさんの敵がいます。わたしは日本に来る時、アメリカの航空会社の飛行機は使いません。JALかANAを使います。

 一体誰が力を持っているのかを認識することが大切です。力を持っているのはわたしたち一人ひとりです。中には全く興味を示さない人も情報を持っていない人もいます。わたしたち一人ひとりの責任、任務が大変ですが、みんなに情報を知らせ、眠りから覚まさせる必要があります。わたしたちは世界を変えることができるのです。想像することができ、信じることができます。自分自身を変えることで世界を変えることができます。
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by lumokurago | 2008-02-05 18:02 | JANJAN記事

帰ってこないねこ

ベランダに洗濯物を干しに行くと、ねこがついてくるような気がします。階段で私を追い越して、窓を開けるのを待っている。ベランダに出るとすぐににゃんころがり。洗濯物を干しつつふんづけそうになります。そしてねこは屋根へ。

洗濯物を干し終わり、(冬ならば)、窓を閉めるので、名前を呼ぶとねこは帰ってきます。

階段を降りるねこの後姿が見えます。

2回も雪が降っちゃって、本当にごめんね、シーザー。

でも猫好き人間は多いので(この間ポスターを見て連絡をくれた人の多さよ)、どこかでかわいがられているかもしれません。

人間よりねこが大事な私でした。だって、人間は自分で生きていけるもの。好き勝手なことをしながら・・・
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by lumokurago | 2008-02-04 23:14 | ねこと鳥 (cats&birds)

ドクターウォッチング 2

ドクターウォッチングなんてふざけたタイトルですが、決してふざけてはいません。なにしろ人一人の命がかかっているのですから、なんでもありだと思います。たくさんの医師の意見を聞くのは当然のことだと思います。

昨日の続きです。

昨日は放射線科外来は部長の診察日でした。部長は乳腺専門とのことでしたが、他のがんでも標準治療位知っているだろうと思っていました。だってたぶん放射線科の「教授」ですよね! 【訂正:教授が乳腺専門という意味ではなく、この曜日が乳腺外来なのでした】

それが・・・開口一番「手術」と言い出しました。おいおい、放射線科の教授じゃないんですか?! (手術と放射線は同等で圧倒的に後遺症が少ないのは放射線治療です)。

婦人科で放射線プラス抗がん剤と言われたとこちらで言ってから、放射線もあると言い出しました。抗がん剤を併用する効果について質問すると、「抗がん剤もやった方がいいと思いますよ」というようなあいまいな返事の繰り返し。「この教授、全然勉強してないな」と思いました。

「婦人科は金曜日の先生の担当。金曜日に来て下さい」とおっしゃるので、私が「近藤先生の意見も聞くつもりです。私は近藤先生の乳がんの患者です」と言いました。(来週診断を受けるK医師の種明かしをしてしまいましたね)。

すると教授は「近藤君ね。いいですよ。うちはみんな同じ方針だから」とおっしゃいました。そうなのか・・・

それから婦人科に戻りました。婦人科の医師は患者に逃げられたくない一心なのか(?もしかして一度来た患者の何割をここで治療してるとか統計とって、医師の成績にしてたりして!)、こっちは「考えます」と言っているのに、「子宮頸がんの患者さんは一度部長が診るので、来週来て下さい」と一方的に言います。本当は近藤医師に相談してから少し考えて結論を出したいのですが、めんどくさいので同じ日に予約しました(その日がいいとのことだったので)。

近藤医師のところには入院先の病院から「夜逃げ」してきた患者もいます。
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by lumokurago | 2008-02-03 23:35 | 医療

ドクターウォッチング

友人の妹が子宮頸がんⅡ期と診断されました。地元の病院では、「このままでは大きすぎて手術できないので、手術前に抗がん剤を使ってがんを小さくしてから手術する。それ以外の治療法はない」と言われました。セカンドオピニオンのため紹介状を書いてもらったところ、K病院放射線科を希望したのに、婦人科でなければだめと言われ、紹介状の封筒に「K病院婦人科御中」と書かれました。(子宮頸がんの治療は手術と放射線は同等の成績で、手術の方が圧倒的に後遺症がひどい。最悪、オシッコするのにいちいちカテーテルを使わなければならないとか人工肛門になるとか足がパンパンに腫れる)。

今日、K病院に行き、「明るいがん治療」のU医師(放射線科)の診察を希望したところ、U医師はなんと鹿児島の病院に移ってしまったとのこと。事前調査不足でした。がっかりしたけど、めげない女3人。(来週放射線科のK医師のところに来ることは決めたけれど)

「せっかく5時起きで出てきたのだから、がんセンターかがん研に行ってみようか?」「でもがんセンターのHPで見たら、手術と書いてあった」「じゃあ、向学のためにここの婦人科行ってみようか?」「そうだね、やっぱり手術って言うか、放射線という選択肢もあるって言うかね」「放射線科にも行ってみたら?」「両方行ってみる」

というわけで、ドクターウォッチングをしました。

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by lumokurago | 2008-02-02 23:43 | 医療

「がん治療総決算」(近藤誠)

昨日の記事は乱暴でしたので、「がん治療総決算」をもとにここでもう少し詳しく説明します。

*****以下、引用文です。

本章(注:がんの成長速度)で得られた知見をまとめてみると、以下のようになるでしょう。

●転移がんはゆっくり成長する
●初期がんは成長する場合にも、ゆっくり成長する
●初期がんの中には、大きくならないもの、消えてしまうものもある

圧倒的多数の読者は、こういうことを知らなかったはずです。それどころか、前書きで述べたように、がんは放っておくと、あっという間に増大して、すぐに死んでしまうと思っていたことでしょう。

問題は、なぜ知らずにいたのかです。本章に掲げたデータは、みな論文になって医学雑誌や専門書に発表されているのです。子宮頸がんのデータなど、1960年代に当時最高レベルと評価されていたがん専門雑誌に掲載されています。それなのに、ゼロ期のがんがなかなか大きくならず、消えてしまうものまであることが、世の人びとに知られることなく今日に至っています。

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by lumokurago | 2008-02-01 16:52 | 医療